
子どもたちの成績を上げようとしたときに「やる気」が一つのキーワードになることは、 多くの方がご存知のことだと思います。ただ、漠然と「やる気が大事である」と感じているだけで、どれほど大事なものなのかについてはご存知ではない方も多いようです。
例えば、受験学年になるまでは、偏差値が30程度だった子が、自分の将来を考え、 勉強に対するやる気を持った途端に、たった1年間で偏差値を60以上にまで上げた という事例もあります。そしてこれは決して珍しいことではありません。
成績を上げようと考えたら、「やる気」は何を差し置いてでも最優先で高めていかなければならないものなのです。
が、その「やる気」には、大きく2種類あるということについては、あまり知られていません。一方のやる気は、「瞬間」的なものであるのに対して、もう一方は「継続」するのです。
この2つは、何が違うのでしょうか?
実は、「続かない」やる気というのは、先生や親から褒められたり励まされたりといったときにもたらされるやる気であり、要は「外部から与えられたやる気」です。
もちろん、先生や親が褒めたり励ましたりすることは重要なのですが、こうして外部から 与えられたやる気に頼ってしまうと、逆に先生から叱られたり、親にかまってもらえなくなると、一気にやる気を失ってしまうことになります。
特に精神状態が不安定な受験学年においては、この差が顕著に現れることになります。
逆に、「続く」やる気はどのようなものかと言えば、「自分の内部から湧き出てくるやる気」なのです。 このやる気は、外部の影響を受け難いので、一度湧き出てくると安定化しやすいのです。
大事なことは、単に親が励ましたり勇気付けたりして、一時的なやる気を起こさせることではなく、 子どもたち自身が、自分たちの中からやる気を生み出せるような力をつけさせることなのです。
教育について考えてみませんか? 「続くやる気と続かないやる気」